「ほぼゼロ円でできる!起業家のためのITガイド」は、台湾や日本など場所を問わず、会社のホームページやメールなどIT関係をどうしようかと考えている起業家のために、ITの専門家である私たちの経験を公開したいと考えています。

具体的なことに触れる前に、なぜ「ほぼゼロ円でできる」のかについても触れておきたいと思います。肯定的・否定的を問わず多くの方がブログなどで採りあげられているので、「フリー」という本を読まれた方は多いと思います。

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

この本の内容について、ITの専門家から見て頷けることの一つは技術の進歩が通信回線やサーバーやハードディスクの大容量化を促し、ITインフラに関するコストを大幅に引き下げたということです。

例えばGoogleやYahoo!、Microsoftなどは莫大な金額を投資してITインフラを整備しています。でも昔に比べると同じ金額を投資しても、より容量が大きく、処理能力が高い設備が手に入るようになったため、より多くの人にサービスを提供できるようになりました。

こうなってくると設備そのものはお金がかかっても、サービスを使うユーザ一人当たりで割り勘するととても安く、わざわざそんな小額のお金をもらわなくても、広告など別の方法で回収するということが可能になって来ました。

こうやって我々は無料でWebメールを使ったり、ブログやホームページを作ったりできるわけです。また最近は同じ無料のものでも大容量化したり、機能が増えたり、広告が控えめになったりと使い勝手が良くなっています。起業家の皆さんもこういった「フリー」を活用することで、会社ITの整備が「ほぼゼロ円でできる」わけです。

ただし「フリー」とタダは似て非なる概念だと思います。ITインフラの一部を使う分には余りお金はかかりませんが、それを自社に合うように組み合わせたり、設定したり・・・などのカスタマイズは自分でやらなくてはなりませんし、若干ながら知識も必要です。

全部自分でやれば本当に安く上がります。でも時間の節約のために、お金を払ってプロに任せることも経営者として当然の考え方だと思います。また「Webサイトの見栄えを良くしたい」とか、「ガンガン集客したい」とか+αの効果を求めて、お金をかける決断も時には必要となるでしょう。

一言で言うと「メリハリをつけた投資」ということですが、この辺は絶対的な正解はありません。でもIT専門家として少なくとも「ゼロ円でできる」ことは何で、お金を払うと何が良いのかを明確に出来るようにしたいと思います。

(2010年10月6日 更新)

Twitter, Facebook, Google+で最新情報をチェック

「台湾で起業」の中の人が色々な台湾の話題をつぶやいています