相談をお受けしていると「台湾での起業にあたって中国語・台湾語はやっぱり勉強しなければいけないですかね?」とよく訊かれます。勉強する方が良いのは言うまでもないのですが、どのくらいのレベルが求められるのか、また勉強を始めるメリットについて私の考えを書きたいと思います。

台湾企業から買う立場?売る立場?

あなたが台湾企業から買う立場か売る立場かによって、求められる中国語のレベルは随分変わってきます。結論から言うと台湾企業に売りこむ立場の方が要求される中国語のレベルは高いです。

台湾企業から買う立場の場合は、台湾企業の担当者は一生懸命あなたの中国語を聞いてくれるでしょう(聞かないと商売にならない)。下手をすると自分の中国語が上手いと勘違いしてしまうかもしれません(笑)

台湾企業に売る立場の場合に本当の中国語(場合によっては台湾語)力を問われます。中国語のレベルが不十分だと会議の主導権もとれませんし、そもそも台湾人同士で何を話しているかも早すぎて聞き取れません。

外国語を使う苦労を知るだけでも価値あり

日本語ができる台湾人を通訳・翻訳者として雇っても、やはり自分自身で中国語を勉強するべきだと思います。まず日本人だということで下手であっても中国語でコミュニケーションを取る努力を見せるだけでも、相手に誠意を見せることができます。台湾語もカタコト話せると更に好感度が上がります。

また外国語を使う苦労を理解するというのも重要です。自分で外国語を使う苦労を知っていると、通訳・翻訳がどれだけ大変かもある程度分かります。そういう人が上司だと通訳・翻訳をする台湾人社員にとっても仕事がしやすいはずです。

最初の一歩が大事

「聞いた通りに発音できる」など、語学に関しては特別な才能がある人はごくごく一部だと思います。私が知っている限り、ビジネスで中国語を使いこなしている日本人の方は全員、見えないところで人一番努力されていると思います。

私は残念なことに才能は余りなかったのですが、大学の時に興味を持って勉強を始めたおかげで、仕事で中国語を使ってもなんとかなるレベルになりました。もしあの時一歩目を踏み出さなければ今は無かったわけです。

縁あって、台湾で仕事をするのであれば、一刻も早く中国語の学習を始め、第一歩を踏み出すのが大事だと思います。

※2010年1月20日の記事に追記・修正しました。

(2014年9月2日 更新)

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