icash悠遊卡

2010年4月1日から台湾の非接触型ICカード乗車券「悠遊卡(Easy Card、悠遊カード)」でコンビニやドラッグストアなどでの小額決済ができる様になりました(上限:1,000台湾元/回・3,000台湾元/日)。非接触型ICカードについては香港の「八達通(Octopus)」が以前より小額決済も含めて先行しており、便利で羨ましかったのですが、これでかなり追いついた感じです。

※日本だと「Suica」などが近いですね。

今まではセブンイレブン(icash)、スターバックス(隨行卡)、交通機関(台北周辺は「悠遊卡」)など、店や地域によってカードが分かれていたのですが、電子マネーの適用範囲拡大を認めた「電子票證發行管理條例」の成立を受け、これから統合の流れが加速すると思われます。

※「電子票證」はどちらかというと法律用語で、実際はカードの機能に応じて「智慧卡」「儲值卡」「電子錢包」などと呼ばれます。ちなみに日本でも類似の法律は「前払式証票の規制等に関する法律」という名称です。

この小額決済サービスに併せて、セブンイレブンとの提携カード「icash悠遊卡」が発売されました。セブンイレブンで使うと色々な特典が付くようですし、普通の悠遊卡を店舗に持っていけば実質無料で切替可能なので、かなりの枚数の悠遊卡が「icash悠遊卡」に切り替わるのではないかと思います。

悠遊卡公司(発行会社)にとって、ここまでやってもセブンイレブンとの提携は大きな意味があります。まず台湾でのセブンイレブンの店舗数が多いこと。更に親会社である統一集團(プレジデントグループ)傘下には他にもスターバックス、無印良品、ミスタードーナツ、Afternoon Tea、Cold Stone Creamery、康是美(ドラッグストア)など、様々なブランド力や店舗数を持つ会社を抱えています。統一集團と組むことは悠遊卡の小額決済サービスの普及を加速させるための追い風になることでしょう。

※日本や欧米の企業と提携しつつ確実に事業領域を広げている統一集團も非常に面白いのですが、それはまた別の機会に書くことにします。

私もちょうどicashを紛失したところだったので、手元の悠遊卡をicash悠遊卡に切り替えました。ちなみに写真は上市紀念版(発売記念版)です。

(2010年4月9日 更新)

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