中国語に限らず、外国語をそれなりに勉強している人にとっては、自分の目標をどう設定したら良いかは悩むことも多いと思います。

こういう問題に関しては第二言語としての教授法がかなり研究されている英語に関する資料が参考になります。例えば日本のTOEIC主催団体がまとめた「TOEICテストと英語コミュニケーション力」にかなり具体的な状況とタスクを挙げてTOEIC受験者に自己評価をした結果をまとめています。詳細はレポートを参照していただきたいのですが、設定されているタスクがかなり参考になると思うので、ご紹介します。

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例えば「飛行場、駅で、発着時刻、場所の変更アナウンスが聞き取れる」、「関連資料(英語)をインターネットなどで探し、必要な情報・資料を収集できる」、「電話で自分の名前、用件をいい、担当者に取り次いでもらうことができる」など、かなり現実に即しており、英語を中国語に置き換えてもこういったタスクが出来るか出来ないかで自分の実力を確認するのは良いと思いました。先ほどの自己評価結果もTOEIC800点以上で全てのタスクが何とかこなせる、900点以上でそれなりにこなせるようになるという結果が出ており、私の経験上も納得できる結果でした。

ちなみに主催団体が発表しているTOEIC公開テスト第160回(2011年1月)のデータを見ると895点以上が3.2%、845点以上が7.0%、795点以上が12.3%で、これは受験者115,207人の中の割合なので、社会人全体との比率で考えるともっと低いと思われます。

こうやって見ると、いくら英語の学習人口が多くても、ある程度極めている人は決して多くはないことが良くわかります。英語だって極めるにはそれなりに大変な言語なのです。活用範囲の広さを考えると英語を勉強するのはかなり悪くない投資だと思います。

特に「中国が経済発展している」などの理由で英語をそっちのけに中国語を勉強しようと思っている人には再考をお勧めします。もし費用対効果を考えるのなら英語の方が良いと思いますし、私自身も英語力がもっとあればと思うときがあります。

※参考:日本企業の英語公用語化について(金融日記)

(2011年5月9日 更新)

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