台湾スイーツ・仙草凍(仙草ゼリー)/通化街夜市


写真は通化街夜市近くにある「愛玉之夢遊仙草 (アイユー・ジー・モンヨウ・シェンツァオ)」というお店の「仙草奶球冰(シェンツァオ・ナイチョウ・ビン)」というメニューです。台湾に遊びに来た友人と夜市に行く場合、この仙草凍(仙草ゼリー)を食べて欲しいがために、通化街夜市に連れて行くことが多いです。
※通化街夜市(トンファージェ・イエシ)は2001年に「臨江街夜市( リンジャンジェ・イエシ)」と改名されたのですが、今も通化街夜市と呼ぶ人が多いです。
仙草凍(台湾語:sian-chháu-tàng・センツァウダン/北京語:シェンツァオドン)は、仙草というシソ科の植物で作ったゼリーです。日本語訳は「グラスゼリー」とか「ハーブゼリー」とか色々あるようですが、そもそも「仙草」という植物になじみが無い日本人にピンと来させることが無理な話だと思うので、食べてみるのが一番早いです。
中国医学では仙草の葉や茎に、暑気あたり、喉の渇き、熱毒など、色々な治療効果があるとされています。乾燥させて黒くなった葉や茎を煮つめるとでん粉やペクチンなどが溶け出し、これを冷やして固めると黒いゼリーになります。少し独特な香りがあり、暑気払いには最高です。
この店の仙草凍は良質な材料から作られていて嫌な苦味や臭みが無い上、コーヒーフレッシュ(コーヒーに入れる小型カップ入りのクリーム)を添えるアイデアが当たり、屋台から店を構えるまでになりました。コーヒーフレッシュを入れるとコーヒーゼリーにも似たなんともまろやかな味になるのです!
仙草凍以外にも色々なデザートがあり、どれもおいしいので通化街夜市に行った際は是非お試しください。
※本記事は以前の記事を元に加筆・修正したものです。
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