ネット関係を商売にしている割に、私自身は「SEO」「クラウド」「ソーシャル」とかそういった専門用語を余り好みませんし、正直そういうことばかり言う人を胡散臭いと思うときもあります。なぜそうなったか、インターネット活用に関する私の考え方を個人史を遡りつつ書いてみようと思います。

昔、大学時代、ホームページ制作に興味を持ち、本屋で色々な入門書を買ったのですが、その中の一冊「インターネット ホームページマスターへの道」に大変な影響を受けました。

会社や個人でホームページを持っていることだけで「すごい!」と言われていた時代、この本では、デザインや技術に関することは最小限にしか触れず、この本の副題「成功の秘訣はコンセプトだ!」の通り、制作前のコンセプト決めなど、企画に関する話に多くのページが割かれていました。

※この本は既に絶版なのですが、著者永江一石氏は今もITコンサルタントとして大活躍されておられます。

その後、就職活動前にウェブサイトを作る際も、当然のことながら「どうしたらみんなに見てもらえるんだろう?」「そもそも誰が見るのだろう?」という発想になり、その当時ネットで知り合った、技術に強い相棒と協力して就職活動情報交換掲示板(BBS)を運営していました。

当時は、回線速度も遅く、ダイヤルアップ(電話回線経由)でのインターネット利用だったので、テレホーダイの始まる23時辺りからがアクセスが集中し、ただでさえ貧弱なウェブサーバーの処理能力が更に逼迫するという技術的な制約が多い状態でした。

※きっと知らない人もいると思うので・・・テレホーダイの解説(Wikipedia)

そういった中、利用者側がどう思うかを想像し、議論しながら、少しずつ改良していったのです。今から考えると相棒には良く協力してもらえたな・・・と思うのですが、おかげでマスコミに取り上げてもらったりとか、当時はそれなりに知られたサイトになっていました。

この小さな成功?こそが、私の中のネットに関する原点の一つです。

やはり真面目に良い物(サービス)を作る、その良さを誠実に伝える。ネットが普及したからこそ、「本物」だけが口コミで生き残って行くのだと思います。小手先のテクニックではやはり長続きできないし、逆に悪評が残るかもしれません。

私はそういった「本物」を作る方と一緒にやるたいし、私自身も「本物」のサービスを提供できるように努力したいです。それこそがビジネス継続の鍵だと信じています。

(2012年7月12日 更新)

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