参考写真(Wikipediaより)

「セカ就」、唐突に出てきた流行語

Twitterで「セカ就」という単語が良く流れてきます。毎日新聞の記事によると「日本から飛び出して海外で就職活動や、就職すること」だそうです。ただし求人情報サイト「リクナビ」の岡崎仁美編集長の定義は「海外を意識して就職活動に取り組む」なので、結構ニュアンスが異なります。

「セカ就」って「現地採用」の言い換えでは・・・

日本から飛び出して海外で就職することはもともと「現地採用」と言っていましたし、今でもそう言っているはずです。「現地採用」の多くは日系企業に勤めていますので、「セカ就」をした場合も海外の日系企業に勤める場合が多いのではないかと思います。

※以下日系企業で「現地採用」をすることを念頭において話をします。

「現地採用」の待遇や将来は楽観できません

「現地採用」の需要が発生するのは、(1)日本語が通じて、(2)現地との板ばさみ橋渡しができる人材を、(3)安いコストで採用したいからです。仕事の内容によっては(2)は必要ない場合もあります。

よって現地採用の待遇は本社から派遣される「駐在員」と比べたら大変悪いです。将来のキャリアパスもほとんど用意されていません。そもそも現地採用のことなど本社の人事部は関知しないというパターンがほとんどです。

将来のキャリアパスに関しては、あなたの能力以外に、あなたを評価する駐在員 or 本社の人がいて、かつその人に権限がある場合、出世して本社登用という話はあるかもしれません。でもそれは例外的なものだと理解するほうが良いと思います。

少なくともそういったことに期待をして、現地採用をするのは誰にでもお勧めできるものではないと思います。

派遣社員・契約社員のような感じ

現地採用は日本の派遣社員・契約社員のような感じで仕事をするとちょうど良いと思います。駐在員の期待を予想しながら、アウトプットを出していくのが基本です。駐在員と本社とのやり取りを考慮しながら仕事が進められるとベストだと思います。

上手くいけば本社登用もあり、だめだったら転職して自分でキャリアを作っていく、こんな感じで仕事をしていくのがちょうど良い感じです。

看板だけ変えても中身が変わるわけではない

解雇規制の緩和など、労働に関する法律が変わらないない以上、日本では正社員になるのがますます難しくなることが予想されます。もし日本で正社員になれず、派遣社員や契約社員として働く場合は、現地採用も一考の余地があります。

ただし日本の正社員の地位を捨てて、現地採用の地位を取るのはよくよく熟考するべきです。「セカ就」といっても現地採用の待遇が変わるわけではありません。また就職は一生に関わる決断ですので、そんな流行に流されるべきでもありません。

自分の責任を負えるのは自分自身

最後になりますが、「セカ就」という単語を流行らせた人たちは、あなたの人生に対して、責任は取れません。「セカ就」に対して厳しいことを書いた私も責任は取れません。

何度も書いたような気がしますが、自分の責任を負えるのは自分自身です。自分がどうすべきかよくよく考えてみてください。

参考資料

質問なるほドリ:「セカ就」って何?=回答・立山清也
今年はセカ就=世界意識し就活 3割「外に出たい」 リクナビ編集長に聞く

(2013年1月7日 更新)

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