台北・景美の「愛玉氷」屋台

台北・景美の近くに一見ひっそりとたたずむ、台湾特有のゼリー状のデザート「愛玉」(台湾語:ài-gio̍k・アイギョ/北京語:Ài yù・アイユゥ)を売る屋台。よく見ると色々な人が愛玉を買いに訪れています。

何文賢さんの景美地方文史部落格によると1964年からずっと営業しているそうで、今眼鏡屋になっている屋台の後ろは以前は「公路局(国営の長距離バス)」のバスターミナルだったそうです。当時からもちろん屋台としての営業許可を取得して営業しており、現在もちゃんと営業許可証が掲げられています。

愛玉

愛玉は「愛玉子」とも呼ばれ、原料となる植物の名前でもあります。写真は台湾南部の山奥で撮影した愛玉の実です。これを乾燥させ、中に入っている胡麻の様な種を取り出します。この種を水の中で布袋に入れて揉み洗いすることで中に含まれるペクチン質が溶け出し、それを常温のまま数時間置いておくことで固まりゼリー状になります。

「愛玉氷」

これが出来上がった「愛玉」です。愛玉そのものには甘みが無いため、レモン汁と砂糖水をかけて食べます。レモン汁と砂糖水は店により色々なこだわりがあり、おいしい店はレモン汁と砂糖水だけでも何杯も御替わりしたくなる飽きない味です。

本物の「愛玉」は作るのにとても手間が掛かるため、最近は「愛玉」と言っていてもただのレモン味の寒天になっていたりするのですが、本物は一口食べれば独特の柔らかさ・チュルチュル感があり、一発で分かります。

この屋台だけでなく、通化街の「愛玉之夢遊仙草」(関連記事)などでも食べられますので、是非是非本物をお試しください。

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※在此我(平凡人@台湾)向何文賢先生表示深深的謝意!

(2010年4月25日 更新)

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