台北の繁華街では良く道端で商売をする露天商を見かけます。不景気になるほどこういった露天商が増えるようで、最近は休日になると繁華街の道端は露天商でいっぱいです。

もちろん違法

人の往来も多い歩道を占有するのは台湾の法律でも違法で、警官が来ると蜘蛛の子を散らすように脇道などに逃げ込み、居なくなるとまた戻って営業するというイタチごっこが良く見られます。

この前は、運悪く捕まった露天商が、(違反切符を切るために)身分証を出してくださいという警官に対して、身分証が見つからず、前切られた違反切符を見せているのを見かけて、ちょっと可笑しかったです。

対策はバッチリ?

いつでも逃げられるよう、商品は全てシートや棚やアタッシュケースなどに並べられています。良く売られている洋服などの場合はキャスター付きのハンガーラックを使っている人が多いです。お客さんが商品を手に取るときも戻すときも便利ですし、何より逃げる時に便利ですね(笑)

売っている物も動機も色々

暇つぶしや趣味に近いレベルの人もいますし、失業をきっかけに始めた人もいました。また自分の店を開くことを目標に自分で作ったお菓子などを売る人もいます。

商売のネタは何なりとある

こういった商売では、朝ごはんを売っている人も多いですが、売っている一人と話をしていたら、「特に技術がなくても、毎日朝早く起きて準備する根気があればできる」という話をしていました。

話半分だとしても、やろうと思えば何なりと商売の可能性があるということだと思います。道端で売っている物だって洋服や食べ物や携帯電話カバーなど実にいろいろなものがあります。

「週末起業」とか「副業」なんて当たり前

台湾ではサラリーマンでとりあえずの安定を確保しつつも、将来に備えて週末起業や副業をやっている人は山ほどいます。日本みたいに「週末起業」という言葉をわざわざ作る必要もないくらい当たり前の概念です。

誰でも「ラオパン」になれる、これぞ「タイワニーズ・ドリーム」

日本だと「社長」というとすごい感じがしますが、台湾では商売をすればすぐに「ラオパン」になれます。儲かれば、会計師に頼んで個人事業か会社登記をして、事務所や店を持てばいいし、儲からなければ身軽なのでいつでも撤退できます。

もちろん大企業のサラリーマンが良いとか、安定した公務員が良いという方もいますが、やはり「いつかはラオパン」という夢を持つ人が多いのは台湾らしいところではないかと思います。これぞアメリカン・ドリームならぬ「タイワニーズ・ドリーム」ですね。

(2013年10月15日 更新)

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