ECFA(中台間の経済協力枠組協議)

高雄市内にて「ECFA(エクファ)」への支持を呼びかける政府の垂れ幕です。「ECFA」とは「Economic Cooperation Framework Agreement」の略で、中国語では「兩岸經濟合作架構協議」と呼ばれます。

日本が諸外国と結ぼうとしている「自由貿易協定(FTA)」や「経済連携協定(EPA)」と同じようなものですが、台湾と中国の関係の規定など政治的な問題で協定の名称も二転三転の上、現在の名称になっています。

メリットとデメリットを見極めるのがなかなか難しく、日本政府のFTAやEPAへの取り組みも慎重になっていますが、台湾もまた同様では「ECFAは中台政治統一への道を開くと同時に、産業空洞化を加速する」という政治・経済両面での懸念が強く、国民投票すべきだという声も強く存在します。

一方で世界的なグローバル化の流れから取り残されないように両岸間の交流強化に努力すべきだという意見も少なくありません。少なくとも現政権は中国市場へのアクセスを容易にすることで、外国企業の投資を呼び込むなどの効果を期待しているようです。

中国との交流は薬となるのか毒となるのか、台湾も日本と一緒で中国との距離感には非常に苦労していると言えそうです。

(2010年5月1日 更新)

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