永康牛肉麺の川味紅燒牛肉麺

食べ物の店が数多くあり、観光客もいっぱい集まっている永康街。ここに有名な永康牛肉麺館(永康牛肉麵館)があります。

元々は中国から逃れてきた国民党軍の兵士が退役後、永康公園の一角で開いた屋台でした。ここで出されていたのが家で使っていた唐辛子を使った豆瓣醬(豆板醤)を使う「四川風味」の牛肉麺(川味紅燒牛肉麺)だったのです。

「四川風味」と言いつつも、中国四川省ではこの川味紅燒牛肉麺を見つけることはできません。なぜなら川味紅燒牛肉麺の発祥地は台湾・高雄縣岡山鎮の「眷村」と言われているからです。「眷村」とは共産党軍に敗れて中国から逃れてきた国民党軍兵士とその家族が住んでいる(た)集落のことです。

その高雄縣岡山鎮の眷村には四川省出身者が多かったので、四川特産の唐辛子を使った豆瓣醬も作られるようになりました。川味紅燒牛肉麵にはこの豆瓣醬が欠かせないので、恐らく同じ高雄縣岡山鎮で川味紅燒牛肉麺も誕生したと考えられているのです。

永康牛肉麺館には「清燉牛肉麺」という辛くない牛肉麺もあり、牛骨をしっかり煮込んでとったスープ、よく煮込まれた牛肉、コシのある細めの麺という基本は同じで、それはそれで美味しいのですが、永康牛肉麺館の原点はやはり「紅燒牛肉麵」だと思います。酸味のある「酸菜」(漬物の一種)をたくさん入れると辛味が緩和されます。一度お試しあれ。

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(2010年5月6日 更新)

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