台湾会社設立を自分でやりたい方へ、「クレクレ君」にはなるな!

揉める(イメージ)

ネットで調べて大体知っています。英語・中国語ができます。台湾に友人がいます。だから自分で台湾会社設立をやりたいです。それは大変結構なことなのですが、その大変さを納得した上で取り組んでいただければと思います。

かなり上級の中国語が必要

手続は全て中国語です。それも法律用語や会計用語がバンバン出てくる難易度の高い書き言葉の中国語です。日常会話が多少できるくらいではとても太刀打ちできません。

法的知識も必要

台湾に知り合いや友人に頼んだり、場合によっては台湾人秘書を雇って会社設立や自分の労働許可の手続をするつもりが全然上手く行かず、事業を始めてかなり経ってから依頼をされた方もいらっしゃいます。

手続を理解するには中国語だけでなく、法律を読み解いたり、法律に則したものの見方や考え方ができる、法的知識も必要です。台湾人だからと言って法的なことに詳しいとは限りません。

無視できないリスク

またネットで見つけた文書の一部だけを取り上げて、自分の都合の良い法解釈を通そうとする方もいらっしゃいます。でもその解釈でよいかどうかは私たちではなく、まず行政機関が判断します。もし素人解釈をして問題があった場合は自分が責任を負うことになるのです。

例えば、自分に都合の良い判断で許可を取らないままビジネスを進め、あとで「無許可労働」と行政に判断された場合、最悪3年間台湾入国禁止となります。リスクは大変大きいです。

経営者の時間は貴重

経営者が台湾会社設立手順を独学しても若干の会社設立手数料を節約できるだけです。何の収益も生まれません。その時間を営業活動など会社が利益を上げるために必要な作業にあてた方が有益なはずです。

今後台湾で会社設立代行をしたい?正直会社設立代行なんて台湾にいる日本人が真っ先に思いつく商売です。競争は厳しいですし、これだけで会社を運営するのは無理だと思います。うちも薄利なので全然儲かっていません。

気が付くと「クレクレ君」に

そもそも「自分で台湾会社設立をやりたい」のなら、何も言わずにやればいいのです。なぜ弊社のようなところに問い合わせをするのでしょう?それは様々な理由を付けて、無料でサポートや情報を要求しようとしているからです。

そういう考えに及ぶ人は最初のメールから驚くほど非常識です。そういう人に時間をかけて丁寧に対応するのは、弊社にお金を払って真っ当に依頼しているお客様から見るととても不公平です。

資料をしっかり読み込むのも、最新の情報を確認するのも、答えるべき内容をわかり易くまとめるのも、メールを書くのもかなり頭を使いますし、何よりも貴重な時間が奪われる作業です。うちに限らず、誰に対しても、そういうことをするのは止めて欲しいと切に願います。

当相談所は、高度な日本語・中国語による調査能力と柔軟な実行力で台湾会社・支店設立をサポートします。

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パングーは「小さく始める台湾ビジネス」を掲げ、台湾ビジネスのサポートを行っています。