台北西門町の「成都路」の交差点にあるのが「成都楊桃冰」という老舗です。「楊桃」とは日本では「スターフルーツ」(Wikipedia関連記事)と呼ばれますが、ちょっと馴染みが無い果物だと思います。水気が多く、酸味はありますが、正直味は薄く、そのまま食べるよりは砂糖漬けにしたり、ジュースにしたりしていただくことが多いです。
成都楊桃冰では「楊桃(スターフルーツ)」以外にも「鳳梨(パイナップル)」や「李梅(梅)」があり、これらの果実を梅シロップで漬け込んだり、煮込んだりしたものを使います。長い時間漬け込んだり煮込んだりするので、崩れてしまわないよう、果実も新鮮で傷が付いていない手摘みのものを使うなど、色々なこだわりがあり、その辺が長く続いている理由なのかもしれません。
「~冰」という場合は漬け込んだり、煮込んだりした果実を使ったかき氷、「~湯」という場合は果実を漬け込んだり、煮込んだりした後の汁に氷を加えたジュースです。写真は「楊桃湯」です。