高雄車站舊站房(高雄駅・旧駅舎)

高雄駅の旧駅舎は日本統治時代の1940年に建てられた歴史的建築物で、「帝冠様式」と呼ばれる鉄筋コンクリート造に和風の瓦屋根を載せた和洋折衷様式が採用されています。帝冠様式が流行したのは昭和初期なので、それより前の明治時代に日本統治が始まった台湾では意外に帝冠様式の建築物は少なく、貴重な存在です。

高雄車站舊站房(高雄駅・旧駅舎)

元々は台湾国鉄(台鐵)だけの駅だったのですが、高雄市内の台鐵路線の地下化、捷運(MRT)開通、更に高雄北部・左營からの高鐵(新幹線)の延長・乗り入れ計画に伴って新駅舎の計画が決まり、その際旧駅舎の保存のため2002年に「曳家(ひきや)」を行いました。

「曳家(ひきや)」とは建築物を建築物をそのままの状態で移動する建築工法で、総重量3500トンの旧駅舎をそのまま台車に乗せ、1日に6m、14日をかけて東南の方向へ82.6m移動させたそうです。

現在旧駅舎は「高雄願景館」という資料館になっており、現在の高雄駅は臨時駅舎となっています。将来新駅舎が完成したあと、旧駅舎も新駅舎の一部として入口となる予定です。

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(2010年3月31日 更新)

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