金門・邱良功母節孝坊

商店が立ち並ぶ繁華街にそびえ立つ、神社の鳥居のような建築物。これは「牌坊」と呼ばれる建物で、台湾や福建省附近でも他に見かけないほどの立派かつ当時のままに残されているものなのです。

邱良功とは清朝時代に反乱平定に功績を挙げた高官です。彼の母は若くして夫を失いながらも、貞節を守り、邱良功を国家に貢献した有能な人材に育て上げました。その功績を皇帝が讃え、功績を広く知らしめるためにこの「牌坊」が建てられたわけです。

金門・邱良功母節孝坊

皇帝直々の賞賛なので、一番上には「聖旨(=皇帝の命令)」の石額、その下の石梁には「欽旌節孝」の4文字が刻まれています。「欽」とは皇帝への敬称、「旌」は表彰するという意味、「節孝」は夫への節操を守り、父母への孝行を欠かさなかった人ということです。4文字を併せると「皇帝陛下が節操及び孝行を表彰する」という意味になります。

「邱良功母節孝坊」が他の同種のものと比べても立派なのは邱良功が浙江提督(浙江地域の地方長官)という高位に昇進したことが大きく、良質な花崗岩を使い、緻密な彫刻が施されており、下にも4頭の石獅子が並べられており、雄大かつ美しいものになっています。

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(2010年6月7日 更新)

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