以前、中国国民党軍が内戦で共産党に敗れ金門に来た時、小さな金門に急に多くの中国大陸出身者が滞在するようになり、食に関する需要が急激に増えました。彼らは中国のあちこちから来ており、それぞれ食習慣が違っていたことで、金門の食文化にも大きな影響を与えました。
次第に中国各地のコックが各地の料理を教え、更に金門の新鮮な食材が加わり、次第に中国各地の料理が金門の料理として主に金門に駐留する中国大陸出身の兵士に提供されるようになったのです。
金門の「集成餐廳」も上記のような経緯で中国各地の味と金門の食材・料理方法を組み合わせた料理を出すということで「集天下美味之大成(天下の美味を集大成)」すると言う意味を込めて「集成」という店名をつけたそうです。
こちらは「鍋貼(焼き餃子)」です。日本の焼き餃子とは違う歯ごたえと味ですが、皮の歯ごたえも餡の味も焼いた香ばしさも良く、この店の看板メニューの一つです。
こちらは「水餃(水餃子)」です。同じく皮の歯ごたえと餡の味を楽しめます。
「炒三鮮」、肉、魚介、野菜の3種の炒め物です。八宝菜のようなものを想像してもらえると近いと思います。
「玉米濃湯」、中華風コーンスープです。