旧暦の8月15日、2010年は9月22日は中秋節でした。今年は台湾南部では大水害も発生したばかりで、何も無かった台北でこうやってのんびりしているのも申し訳ない感じなのですが、早期の復興を祈りながらの1日でした。

中秋節の習慣としては家族がそろって月餅(Wikipedia関連記事)を食べたり、柑橘類のブンタン(Wikipedia関連記事)を食べたりしますが、更に台湾だけの習慣としてなぜか皆でバーベキューをする習慣があります。

理由は去年まで謎だったのですが、去年タクシーの運転手と話をして理由を知りました。

(1)20年近く前に「萬家香醬油」「金蘭醬油」という焼肉たれメーカ2社が競うようにテレビCMを流したこと

(2)そしてそのころ大型スーパー、ディスカウントストアーがオープンし、中秋節を狙ってバーベキュー関連用品のセールを行ったこと

(3)最後に台湾人のバーベキュー好き、月見+バーベキューと同じ時間に2つのことができるお得感

が重なって、いつの間にか中秋節にバーベキューが定着したのです。ただCMだけではなく、外で家族がそろって月見をするときに、せっかくだからバーベキュー「も」するというのが感覚的に「あり!」だったというのが重要だったのでしょうね。

ずいぶん昔に勤めていた会社の関係で日本に1年近くいたこともあり、日本語もちょっと話せるインテリ派の運將(運ちゃん、台湾では尊称です)曰く、

『一家烤肉、萬家香(一家で焼肉、皆でおいしい:萬家香醬油の当時の宣伝文句)』は、『三家烤肉、一家香」(3人が肉を焼いて、1人がうまうま食べる:麻雀で3人が負けて1人勝ちする意味)』より良いだろう?

確かに。ちなみにどっちが先に出てどちらがもじったかは古い話なので記憶にないそうです。

(2010年9月22日 更新)

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